ぽとぐらふ2 

〜フィルムカメラの写真に駄文を添えて〜

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深夜、神奈川から東京へ徒歩で帰宅したときの写真。

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「ZくんとTくん」NikonD90/シグマF1.4、30㎜
深夜の神奈川県を移動するぼくとZくんとTくん。白シャツがZくん。黒シャツがTくん。撮影がぼく。着替えるのが億劫(おっくう)でどうせ洗うから、と、店のユニフォームのまま帰宅。笑


○深夜、神奈川から東京へ徒歩で帰宅したときの写真。(´・ω・`)


先月、終電を逃したために、しかも何度も神奈川県下の担当店舗K店から都内の自宅に向けて徒歩で帰宅していました。


深夜の帰宅が多過ぎたので、タクシー代節約のためです。(神奈川から東京はタクシー代がえらいことになっちゃいますからね)


今回の写真は、そのときぼくがデジイチのNikonD90を持っていたので、せっかくだから道中を撮影したものです。

普段はひとりですが、このときは、ぼく以外にも部下のZくんと、当ブログではおなじみのTくんが一緒でした。(おなじみっていっても、Tくん、かなり久しぶりの登場です)


このブログでは珍しく人が写ってて、もんのすごく久しぶりにデジイチでの写真です。


ぼくが普段どんなふうに深夜帰宅しているか、そのベールが明かされるーー!! なんちゃって。(´・ω・`;)


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午前1時半。残業を終えた3人は、神奈川l県下のK店を出発。うら寂しい住宅街を抜け、まずは溝ノ口を目指します。
Zくんがかついでいる袋の中身は、KI店で使う資材。資材の移動も大事なお仕事。



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本邦初公開! Tくんです! まあはっきり顔は写していませんが、雰囲気はわかるかな?
現在、ドラマ、CM、映画と出ずっぱりの彼。今後の展開が気になります。
Zくんと談笑中の1コマ。※アップする際、本人の掲載了承済みです。「事務所通してよ」ってゆってたけど、それはスルー。。(´・ω・`)


re+溝ノ口DSC_7623_convert_20100729161713
溝ノ口駅に到着! このとき午前2時前。この階段を登って、そのまま駅を通り越し、今度は二子玉川を目指します。


re+夜の風景DSC_7639_convert_20100729161805
深夜2時過ぎの溝ノ口の夜景。この街をとぼとぼと3人は通過していきます。
その後市街に出て居酒屋で食事をしました。


re+明け方 ZくんDSC_7666_convert_20100729162350
いろいろありながらも神奈川と東京を隔てる多摩川を越える橋を通過中。このときは午前4時。
うっすら明るくなりつつ、そして結構強い雨が降りつつ。傘もなく濡れそぼるぼくたち。


re+明け方線路DSC_7662_convert_20100729162016
田園都市線の線路。電車はまだ走らず。


re 明け方増水多摩川DSC_7664_convert_20100729162107
re+明け方増水多摩川2DSC_7665_convert_20100729162209
橋の上から、強い雨のために増水しまくってる多摩川を撮影。こんなに増水している多摩川をみるのは久しぶり…!
すごい深い青。明け方の多摩川はなんか雰囲気がありました。


re+Tくんと夜景DSC_7648_convert_20100729161930
一瞬雨が弱まったときにTくんを撮影。もうすぐ東京、二子玉川です。


re+TくんとロモボーイDSC_7670_convert_20100729162439
だいぶ明るくなってきて、多摩川のかわべりに写ったぼくとTくんのシルエットを撮影。
このときZくんははるか先を進行中。もはや言葉少なになってきたぼくたち。


re+明け方TくんDSC_7672_convert_20100729163128
二子玉川を抜け、上野毛に向かう途中、登り坂の頂上にて。
二子玉川の街を見下ろし、「きれいだ~」と言ってるTくん。
いよいよ夜も明けようとするころ、Tくんは疲れをまったくみせず。おそるべし夜型人間T。




その後、用賀まで出て、各自解散となりました。



こんな感じでぼくはいつも過ごしています。もっとも普段はひとりなので、もうちょっと悲壮感が出ちゃってますけど。(苦笑)



最近のぼくは、ほとんど写真を撮るために出かけたりできないので、こうしてデジイチで写真を撮ったりしてます。

たまにはこうして普段撮ってる写真もアップしていこうと思いますー。。(´・ω・`)/


それでは今回はこのへんで。m(_ _)m




いつもお越しいただき、また最後までご覧いただいて、本当に感謝してます!
ほんとにどうもありがとうございました!!!


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モテない男子のバレンタイン会~Tくんの野望 プロローグ~

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「ルイヴィトンディスプレイ」MAMIYARZ67PRO2/FUJIPRO400H


はじめのご挨拶。

更新が滞ってしまい、いろいろとご心配をおかけしてしまってすみません。(メールをいただいた方など、特にすみません! ぼくは元気です!(^^)/)
これから記事にてアップしますバレンタイン会のあと、新商品発売などの準備や、諸々の仕事などで、ほとんど家に帰れていない状態が続いてしまいました。(>_<)
今日は午前2時くらいに帰宅出来たので頑張って徹夜で今回の記事を仕上げてみました。(^0^;)>
更新が途絶えてしまっていた日数分をまとめてアップしますので、いろいろと雑な文章になってしまっているかとは思いますが、お時間が空いたときなどにお読みいただければ幸いです。

また今日の夜からはブログをやってらっしゃるみなさんのところへお邪魔させていただきますので、よろしくお願いします!

ロモボーイ


衝撃の新事実とは…!??

まず前回書かせていただきました、ぼく自身の驚くべき事実(正確にはぼく自身が驚いた事実)からお話させていただきます。。。

モテない男子たちのなかでは、ちょいちょい「この店の男たちのなかで、いったい誰が一番モテないのか?」という話題が上るのです。(モテない男子たちはそういうネガティブな話が非常に好き(笑))

ぼくはそういう話題を耳に挟むたびに、「まーた、不毛な話ばかりしてるなぁ、まったく…」なんて思ってました。

先日もその手の話を、モテない男子たちが一部女子スタッフも一緒にしてまして、やいのやいの言ってたのですが、そのときです…!

「でもロモボーイさんみたいにはなりたくないよねー!」

「うんうん、確かにああはなりたくない」

「あの人よりかはまだ自分のほうがマシ」

「あの人よりも絶対自分の方が早く彼女をつくれる自信がある!」(←これを言ってたのはTくん)

「……ヒソヒソ……だからロモボーイさんて結婚できないんだよね」(←これを言ってたのは女子スタッフ)

ほかにも盛りだくさんに、ぼくへのある意味絶対的な信頼と評価を、各々(おのおの)が口々(くちぐち)に思いのたけを言っちゃってくれてました。――そうなんです、

ぼくはモテない男子たち全員に、

「自分はロモボーイさんよりかはモテる!」

という、ある意味での心の支えになっていたのです。


以前ぼくはTくんがモテない男子たちの精神的支柱と評したことがありますが、どうやらそれはぼくのことだったようです。

つまりぼくはいつのころからかモテない男子たちの中でも

「ナンバー1モテない」「モテないリーダー」

になっていました。。。


正直、めちゃくちゃびっくりはしましたが、よくよく考えると、どこか自分でも納得しちゃいました。。。

まぁ、だって、事実でしたから。タシカニモテナインダヨネ


そしてそんな「モテないリーダー」のぼくも参加した「バレンタインの会」は、それでもやはりTくんを中心に展開をしていきました。

次は「バレンタインの会」で語られたTくんの熱きバレンタインチョコへの情熱を元に、Tくんをメインに据(す)え、振り返ってみようと思います…!

つづく

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「表参道イルミネーション」

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「表参道 窓」




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Tくんのバレンタインデーpart1~モテない男子のバレンタイン会~

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「渋谷ガード下の風景」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)



このお話はすべて「バレンタインの会」で、Tくんがぼくたち(会に参加したメンバー)に語った内容を元に構成されております。


2009年2月14日、バレンタインデー。

この日、彼は人生でも屈辱的な「もらったチョコ0(ゼロ)個」を記録してしまい、勤務していたカフェの同僚女子スタッフ10余名をしばし恨んだ。


いったい何故だ? 何故おれにチョコをくれない…??! おれがモテないだと??! あり得ん…!!!


だが彼はすぐその考えを改めた。なぜなら、今回は自分が以前から周囲の女子に手当たり次第に

「チョコをくれ!」「チョコをくれ!」

と、ガツガツ「チョコをくれキャンペーン」をしすぎてしまい、女子が自分にチョコを渡しづらい空気を作ってしまったことが敗因なのだ。

自分がモテないのではない。本来は自分に渡したかったチョコを、自ら渡しづらい状況にしてしまっただけなのだ。この店の女子スタッフはみんな「照れ屋さん」なんだ――。

ならば、次はガツガツさえしなければ、全員からチョコレートをもらえることになる――!!


「ガツガツ」の対極は「癒し」。


彼はそう直感した。次は「癒し系」で攻めよう。そうすれば自分の癒しオーラが女子を優しく包み込み、求めずとも女子が自ずからチョコを渡したくなるはずだ、と、彼はそう思ったのだ。


そして彼は翌日2009年2月15日より、「癒し系」の自分を演じた。一年後の自分のサクセスを信じた。


勤務先のカフェのシフトで、女子だけのラインがあったら、おやつの差し入れを持って行った。

「えー? なんで?! なんでくれるんですか!!?

と問われれば、

「いや、特に理由はないんだけど、みんなに食べてほしい。ふとそう思ったんだよね」

とキザなセリフをキザな顔をして答えた。「来年のバレンタインチョコゲットのためだよ」という本音はおくびにも出さなかった。


不定期ではあったが、たまに行なわれた飲み会で、終電を逃してしまった女子がいたら、誰にも気付かれないように、そっとその子にお金を手渡し、

「安心して。これでタクシーに乗って帰りなよ。タクシーから降りた後の帰り道はくれぐれも気をつけなね」

と、宣材(せんざい=宣伝材料)写真よりも輝く笑顔を見せて優しく言った。

(その子はのちに「あの人と飲みに行けばタクシー代を出してくれるよ!」と店のスタッフに言いふらし、彼は飲み会の席ではしばしば「お財布」というあだ名でよばれるようになってしまった。残念…

例を挙げればキリがないほど、彼は1年間そうした癒しの草の根活動を地道に続けた。


おやつの差し入れなどは、それが半年ほど経つと、女子スタッフの中でも常習化してしまい、差し入れがないときはむしろ不興をかってしまうほどになってしまった。

「えーーー!? なんでたこ焼き買ってこなかったのーーー!?? 信じらんなーーーい!!!

との女子たちの声が、彼が出勤すると同時に必ず聞こえてくるほどだった。。。


だが彼は耐えた。全てはバレンタインの為、己(おの)がリベンジの為…!!


彼は女子スタッフひとりひとりに対し、「いつ」「どこで」「なにを」「いくら」おごったのかを全て記憶していた。

それはすなわち、次のバレンタインデーに全員からチョコレートをもらうためには、ひとりの漏れなく、全力の癒しアピールを行い、万全の体制で来る日を迎えたい! という高い志(こころざし)に拠るものだった。


2010年2月13日。

ほぼ1年が経過し、彼は確かな手応えを掴んでいた。かつてこれほどまでに万全な体制で臨んだバレンタインデーがあっただろうか。いや、ない。

彼には大きな野望があった。

今回のバレンタインデーは、チョコレートを女子スタッフ全員からもらうこと。すなわち、紙袋に入れないと持ち帰れないくらいいっぱいもらうこと!

紙袋にどっさりチョコレートを入れて持って帰るという、モテ夢シチュエーション。

モテない男子にとっての永遠の憧れ。ドリーム。

彼は翌日のバレンタインにはそのモテドリームを実現できる。そう確信していた。

その確信のもと、手頃なサイズの紙袋を用意した。そして勤務先の上司であり、すこぶるモテない男である「ロモボーイ」に『誰からチョコをもらえるか予想』というメールを送り、「(チョコがどっさり入った)紙袋をたずさえてあなたのもとへ向かうことになるだろう」(この日、彼が所属するI店から、ロモボーイがシフトインしているK店へヘルプに向かうことになっていた)と勝利宣言まで行なった。

去年のリベンジは必ずや達成される――!!

彼はその思いに満たされていた。

今から考えると、おそらくこのときが一番彼が幸せだったときだった。


そして、はち切れるほど膨らんだ希望を胸に、彼は2月14日を迎えることになる。


つづく

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「渋谷 落書き」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)



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Tくんのバレンタインデーpart2~モテない男子のバレンタイン会~

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「自転車」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)


その日の目覚めから彼は高揚していた――。

2010年2月14日。バレンタインデー。ついに、ついにこの日がやってきた…!


彼はこの日、都内I店にて正午から19時までのシフト。その後神奈川県内K店にて20時から22時までのシフトに入っていた。そしてそのままK店で「モテない男子のバレンタイン会」が開催されることになっていた。当然この会では、自分はモテない連中に対し、モテ度の格の差を見せつけてやろうと企んでいた。


出勤して彼はまず事務所を見回す。

「Tさんへ」

的な付箋(ふせん)が貼ってあるような紙袋を探した。それは当然、前日の女子スタッフが当日自分に会えず渡せないが故に、それでも受け取ってほしいが故に、置いていったチョコレートである。


――ない。


…?!! ない?!! ひとつもない!!?? はぁ?!


前日のシフトに入っていた女子スタッフたちの顔が浮かんでは消える。

あいつらが残して行かないわけがない…! あんだけ人にいろんな物をおごらせておいて、今日おれにチョコレートを渡さないわけがない…!!!

彼はあせった。のっけから出ばなをくじかれた形になってしまった。だがそれでも彼は冷静さを取り戻す。


そうか! 隠してるんだな!


そう思い、彼は事務所の「家宅捜索」を開始する。パソコンの裏、荷物が置いてあるワイヤーラックの下、ゴミ箱の脇、床の隙間、靴の中、金庫の中、書類が入った封筒の中、それはもう国税局査察部通称マルサのガサ入れ並みに事務所内を調べに調べた。だが――、


――それらしきもの(チョコ)は、なかった。


それから彼は、ある仕掛けを思い出す。彼はいつも店舗で使用するエプロンは毎回持ち帰り、その都度洗濯をして、常にきれいな状態で身につけるようにしていた。彼はとてもきれい好きなのである。

そんな彼が、今回のバレンタインに際し、ある仕掛けを施していたのだ。それは、

エプロンを持ち帰らずに、店のエプロンかけにかけておいたのだ。なぜなら、エプロンのポケットに、そっとチョコを入れておきやすくするため――!!!!

クリスマスにおける枕元にぶらさげておく靴下と同じ発想である。前回の失敗がここに生きていた。チョコを渡しやすい環境作り。ある意味チョコを渡しやすいようにレールをひいてあげることが、チョコを貰う側の礼儀なのだ。彼は前回の失敗からそれを学んでいた。おれはただでは転ばない…!


ドキドキ感を抑えつつ、自分のエプロンを手に取る。そしてエプロンのポケットを慎重に手探る。ポケットの中には――


――何も入っていなかった。


エプロン作戦、失敗である。彼は一瞬我を失いそうになったが、でもやはりすぐに気を取り直した。気付いたのだ。


そうか! 直接渡しに来るんだな!


そう信じ、ポケットにチョコは入っていなかった、残念エプロンを装着し、彼はバレンタインデーのシフトに臨んだ。


つづく


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「渋谷宮下公園 わっか」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)



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Tくんのバレンタインデーpart3~モテない男子のバレンタイン会~

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「恵比寿駅構内」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)


ラブラブなカップルにコーヒーを入れたりして、いたずらに時間は経過していった。。。

だれもチョコを届けに来ない。なぜ?

その思いで彼は頭がいっぱいだった。そしてもうひとつ、

なぜ今一緒にラインに入っている女子たちは、何も言ってこない??!


だんだんと、今年もチョコをもらえないのでは?! という考えたくもない不安がかま首をもたげてくる。

彼は不安にかられ、焦(あせ)りはじめた。そんななか、彼をあざ笑うかのように、時間だけが過ぎていった。。。

夕方の17時。彼がシフトアウト(退勤)するまで、あと2時間。そこで彼のなかで何かが壊れた。

「お前らなあ! あと2時間だぞ!!! あと2時間でおれは帰るんだぞ!!! わかってんのかっ!!!!!! 渡すなら今だぞ!!!!」

彼はキレた。彼は吠えた。まさしくそれは魂の叫びである。そしてそれは仕事中である。

その突然のキレっぷりに、居合わせた女子はびびり、ひいた。 Tくんやばい――、と。

しかし状況は改善されなかった。それもそのはずである。シフトインした女子たち、誰も彼のためにバレンタインチョコを用意していなかったのだ。ただその中でも、Cさんだけは違った。気丈にも、

「Tさん。 冷蔵庫にチョコを用意してあるんで、よかったら食べてください」

天の声――。彼は喜び勇んで、バックヤードに駆け込んだ。 冷蔵庫を開け、そのチョコを探す。棚の最下部に箱入りのチョコが確かにあった。

その箱の蓋には付箋(ふせん)で

「イタリアに行ってきました。よかったらみなさんで食べて下さい! Cより」

と書いてあった…。


「ただの土産じゃねぇかっ!!!!!」


もはやガチギレである。4才年下の女子にガチギレる彼。そしてそれは仕事中である。

それでCさんはすっかりマジびびりになってしまい、彼の方はもはや目つきが尋常じゃないくらいに鋭くなってしまっていた。
完全に狂犬のそれ、である。もう正気では、なくなっていた。


そんなとき、その日最後のシフトイン女子、Mさんが出勤してきた。その手には紙袋が。彼は驚喜する。

ついに来たー! おれのチョコがやっと来たー!

Mさんが事務所で着替えたあと、店内の巡回清掃に向かったのを確認し、彼はそっと事務所に忍び込む。紙袋の中身を、いや、もうむしろ、どんなチョコレートが入っているのかを、一刻も早く見てみたかったのだ。

そしてMさんの紙袋を決して触れないように、そぅっと上から覗き込んでみる。果たしてそこにどんなチョコがあるのか――?!


――入っていたのは、ただの着替えだった…。


彼は悟った。

こいつらおれにチョコをくれる気ねーな…。 

むしろようやくそこに気がついたと言うべきか。

そんなこんなで19時を迎えた。もうI店での勤務は終了である。残すはあと約2時間、K店での勤務。しかしK店には「紙袋をたずさえて行くことになるであろう」と、宣言してしまった相手、ロモボーイがいる。このままだと絶対にからかわれる。まずい…まずいな…。

そう彼は思ったが、もうどうしようもなかった。結局、ただのひとつもチョコレートを入れることがなかった、手ごろなサイズ(奥行き25センチ、横40センチ、高さ40センチ)の紙袋を丁寧に畳(たた)んでリュックにしまい、失意のなか、K店へと向かうのだった。

つづく

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「恵比寿ガーデンプレイス 案内標識」MAMIYARZ67PRO2/ベルビア100(クロス)


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